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「あ~、まだかよ!」 「おいおいルーク、少し落ち着けよ。今助産婦さん来たばかりだろ」 「そうですわよ。少しは父親らしくなさい!それでも王族の血を引く者ですの?」 「だぁ~、こんな時に説教かよ!だってティアあんなに細いんだぞ!難産になるって言われてたし…」 「確かにティアは細いですからねぇ。ルークの心配はもっともだと思いますよ。ただその格好は…どうでしょうねぇ…」 「へ?いや、頭にタオル巻いたら気合い入るかな~って…」 「お前に気合いは必要ないだろ…」 「ホント…ルークって馬鹿ぁ?」 「う、うるせぇ!…着替えりゃいいんだろ着替えりゃ!」 「完全に舞い上がってるな、ありゃあ…」 「ムリもありませんわ。2人ともすごく子供を欲しがってましたから」 「フム…2人の子供なら研究対象としても魅力的ですからね…ルークの超振動にしても、ティアの譜歌にしても、子供に遺伝するのかどうか、是非とも調べたいですねぇ。確かルークはマルクト軍にさらわれたと言い聞かせられていたんでしたねぇ」 「はうあっ!大佐、目が本気ですぅ」 「旦那なら本気でさらいかねないな…(ルークがいなくて助かった…)」 「そ、そう、ですわね…」 「ん?なんだ、静まり返って気持ち悪いな…まさかティアに何かあったのか!?」 「…チッ、ティアティア言いやがって」 「まあまあアニス、今日ぐらいは多目にみてやれよ」 「おや、そろそろ慌ただしくなって来たみたいですねぇ…ルーク、隣に付いていてあげなさい」 「わ、わかった。じゃあ行ってくる!」 数時間後… 「皆様、お入り下さい!元気な男の子です。母子共に健康ですよ」 「やっとか…」 「長かったですわね…でも無事で良かったですわ」 「うぅ…もうアニスちゃん限界」 「やはり長丁場になりましたか…では行きましょうか」 「オギャア、オギャア…」 「まあ可愛らしい!ティア、頑張りましたわね」 「ありがとう、ナタリア」 「なあ、なあ可愛いだろ?どっちに似てると思う?やっぱティアか?」 「ルーク…お前な…」 「さっきからずっとこうなのよ…ハァ…もういいかしら、お父さん?あんまり外の空気に触れさせるのは良くないわ」 「お、お父さん?オレ?そっか…オレ、父親になったんだな」 「ルーク…あなた泣いてるの?」 「いや…ティア、ありがとう」 「ルーク…うぅん、私こそ、あなたが隣にいてくれたから…」 「チッ…」 「まあまあ…そう言えば2人とも、名前は決めたのか?」 「そうですわ。王族にふさわしい気品溢れる名前にしませんと」 「名前は…もう決めてあるんだ…こないだ2人で話し合ってさ」 「で、どんな名前なの?」 「…イオン」 一同「!!」 「…いい名前だな」 「うん…」 「そうですわね…」 「いやぁいい名前ですねぇ」 「アイツは、誰よりも優しい奴だったから…そんな子になって欲しくてさ」 「…私が今ここに居られるのは、イオン様のおかげですから。それに…」 「それに?なんですの?」 「い、いえ、何でもないわ」 「…では、私達はそろそろ失礼しましょうか」 「だな」 「ですわね」 「じゃあね~2人とも。ルークもちゃーんとパパするんだぞぉ」 「みんな…ありがとう」 「なあ、ティア」 「何?」 「さっき何か言いかけてただろ?何を言おうとしたんだ?」 「…覚えてる?チーグルの森に行った時の事」 「ああ。あそこでイオンと会って…」 「私ね、あの森でイオン様を気遣うあなたを見て、あなたが本当は優しい人なんだってわかったの…」 「それまでは、買い物の仕方も知らないし、人に物を頼むのにいきなりミソくれだなんて言い出すし…自己中心的だし…早くバチカルに届けてしまいたいと思っていたの」 「まあ、酷かったからな。オレ…」 「タルタロスで初めて人を斬って震えていたあなたに、私は随分厳しい事を言ったわ」 「うん。あの時、ガイとイオンだけがオレの味方だと思ってた。けど、その後ティアがオレをかばってくれただろ?その時思ったんだ。こいつも根は優しいんだって」 「私ね、前にイオン様に言われた事があるの。私とあなたは似たもの同士だって。だからルークの気持ちは私が一番よくわかる筈だって。」 「意地っ張りだからな。オレ達…」 「でもあなたは変わったわ。私、変わっていくあなたを見て、羨ましかった。私は、人に心を開くことに慣れていないから…」 「でも、オレには心を開いてくれただろ。ティアの口から、師匠と戦いたくないって聞いたとき、すごく嬉しかった。やっとティアが本当の事を話してくれたから…」 「私も、教官と最後に戦った後、あなたが1人だけ泣いてもいいって言ってくれたとき、すごく嬉しかったわ」 「あの時あなたは、皆の方がよっぽど私の事を分かってるって言ったけど…私はあなたの言葉に救われたわ」 「アイツは、オレと同じレプリカなのに、その事実を受け止めて、自分だって辛かったはずなのに、オレのために…オレが答えを出せるように…最後まで笑ってた…イオンは、いつもオレ達のことを見ていてくれたんだな…」 「だからね、イオン様のおかげで、私たちここまで来れたのかなって…」 「イオン…喜んでくれるかな」 「えぇ、きっと…」 「この子が大きくなったら、ダアトに連れて行こうな」 「ええ。イオン様に恥じない様に、いい子に育てましょう」 「ティア、これからもよろしくな。」 「ルーク…ええ…」 「もう寝ようか」 「ルーク…キス、して」 「うん…」 「お休み…」 子供の名前はアッシュでもいけると思います!! -- ぼたもち (2006-07-19 13 08 18) マジでこれいい!ここまでの流れが入ったゲームが欲しいですよ!まったく・・・・・ラブラブなんだから!!!^^-- 瑠紅 (2006-09-17 14 15 02) ストーリーにこの話入れたい!、アビス2って感じで♪ -- 魅紅流 (2006-12-17 19 29 02) いやぁ*****もう萌え死ぬかと思って撃沈・・・(´▽`*) -- :xえくせるx: (2007-03-28 16 48 05) 子供の名前アッシュはティアやナタリアに、 怒られるぞ。 -- 無季 (2011-07-22 17 12 30) 名前 コメント
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ルーク「…ティア…」 ティア「…ルーク…」 アニス「…って、見つめ合ってるだけかいっ! 抱きしめて接吻くらいかましとけ!」 ジェイド「アニス、本性が出てますよ」 アニス「そんなことありません!大佐ぁ、私はいつでも可愛いアニスちゃんですよぉ☆」 ジェイド「おや、そうでしたか。可愛いアニスちゃん♪」 アニス「…なんかすっげームカツク」 ガイ「ははは…まあ、あれ位があの二人らしいんじゃないか?」 アニス「そんなゆーちょーなこと言ってるとあの二人、老後になっても何もしないまま終わりそう」 ガイ「…確かに」 ジェイド「そうですねぇ。アニスがトクナガを操って、二人の背後から押してみる、というのはどうですか?」 アニス「む。名案です」 ナタリア「まあ! いけませんわ、そんな…」 アニス「とか何とか言っちゃって。ナタリアだってあの二人が抱きついてちゅーしてるところ見たいでしょ?」 ナタリア「…ま、まあ、そうですわね」 ガイ「否定しないのか…」 アニス「では大佐!さっそく行ってまいりまーす!」 ジェイド「うむ!無事を祈ってますよ」 ガイ「やれやれ」 ルーク「…………」 ティア「…………」 アニス(…ふむ。二人の世界に入っててこっちには気付いてない。…なんかムカツクけど。 よし、トクナガはルークの背後に。私はティアを……) ルーク「…………」 ティア「…………」 アニス「どーん!」 ルーク「おわっ!」 ティア「きゃっ!」 がちーん! アニス「…? がちん?」 ガイ「…また派手にぶつかったな…歯が」 ジェイド「タタル渓谷に響き渡りましたねぇ」 ナタリア「…ロマンティックも何もありませんわね…」 ガイ「『てぃっく』ときたか」 ティア「…~~~ッ」 ルーク「…ってぇー!アニス!突然何すんだよ!…おわっ!口切れたじゃねーか!」 アニス「あ、あははは……失敗失敗☆ …ああっ! ティアティア、口にルークの血が付いてるよ♪」 ティア「!」 ルーク「あ、ティア、ごめん…今拭ってやる」 ティア「!!!」 アニス(おわ~…ティアの唇を指で拭うなんてだいたーん。ある意味成功?) ルーク「ほら、取れた」 ティア「…あ、ありがとう…」 ルーク「ぺろっ」 ティア「!」 アニス(うわ! 指についた血を舐めた! これってある意味間接キス!?) ティア「……それで?アニス、何だか楽しそうだけど…?」 アニス「へっ!? い、嫌だなぁ、楽しくなんか……」 ティア「…そこまでよ!」しゅぴーん! アニス「あわわわわわ、ティアティア、落ち着いて…! これは大佐が…」 ティア「天地に散りし白き光華よ。運命(さだめ)に従いて、敵を滅せよ…」 アニス「はぅあ! ももももしかしなくてもこれって二周目!?」 その後、アニスの行方を知るものは誰もいなかった…… 2周目とはねー -- アック (2006-05-27 08 24 11) ルークの行動がいい!-- 瑠紅 (2006-09-21 21 34 57) 絶対無意識ですねこのひとは。まあそれがおもしろいのですが -- 条威 (2008-04-09 12 59 48) アニスは一体何処に、消えたんだ? -- 無季 (2011-07-25 18 19 16) 名前 コメント
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直接投下作品 説明 スレにSSを投下しにくい場合などにどうぞ。 作成する場合は新規作成から 「SS/直接投下/タイトル」でページを作成。 編集後はこのページからリンクを張っていただけると助かります。 リンクを張る場合は [[SS/直接投下/タイトル]]、[[タイトル SS/直接投下/タイトル]] でできます。 作品 if融合体 君に歌う歌 ミルキーウェイ turning point The day will begin.
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I see first time your site guys. I like you ) -- (fast0001) 2007-02-21 07 30 03
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闘技場にて ティア「はぁ、どうして私まで」 アニス「だってー賞金が貰えるんだよー」 ガイ「武器も貰えたしな」 ジェイド「私なんかは服まで貰いましたけどね」 ティア「あら、そういえばルークは?」 ナタリア「そういえば見かけませんわね」 ジェイド「ティアが出るから良い位置を取りに先に客席に行ったんでしょう」 ティア「ちょっと大佐からかわないで下さい」 ジェイド「ははははは」 ガイ「まぁ、いいじゃないか頑張ってこいよ」 ティア「じゃあ行ってくるわね」 アニス「いってらっしゃーい」 控え室 ティア(ルークったら何してるのかしら) ルーク「おーい、ティアーおーい」 ティア「ルーク…何処行ってたのよ」 ルーク「実は…コレ…」 ティア「え?…お守り?」 ルーク「わざわざ隣町まで行って来たんだぞ!?すっげー苦労したんだからな!!」 ティア「…なにコレ…バカなんじゃないの…?」 ルーク「…!?な…」 ティア「こんなの私にくれて…どうしてほしいわけ?」 ルーク「そんな言い方ねーだろ…オレだってバカみてーだって思ったけど…でも…!お前いつも一人で悩んだりしてるから…せめてこれ持ってたら安心するかもって…」 ティア「そうじゃなくて…!!」 ルーク「…は?」 ティア「なんでそれで…安産のお守りなのって聞いてるのよ!!」 ルーク「え!?あ…安産!?あれ!?うわっ…間違えやがったなあの店員!!違うんだ!!本当は勝負に勝てるヤツを…」 ティア「…もォ、なんかルークと話してたら緊張してんのがバカらしくなってきたわ」 ルーク「あ…ああそう…まぁそれならいいけどさ…」 ティア「さって!じゃそろそろ行ってくるね」 ルーク「あ…お守り…替えてもらってくるから」 ティア「いいわよコレで」 ルーク「…でも」 ティア「これで元気な子産んでくるから」 ルーク「…は…はぁ!?」 ティア「…バカ、ジョーダンよ////」 ルーク「な…おまっ…!あのなァ!!」 ティア「…ありがとねお守り」 ルーク「あ…あぁうん…いいって、頑張ってこいよ」 END これ見たことある涼風? -- 名無しさん (2007-06-03 14 53 10) 気のせいでしょう? -- 無季 (2011-07-22 19 08 04) 名前 コメント